幻想魔伝最遊記40話


トップ  プロフィール  台本一覧



観世音菩薩と玉面公主の台詞のみです

菩薩、「不変なモノなんざ、くだらない…退屈なだけだ」

菩薩、「…今思えば…500年前のあの時が、一番輝いて居たのかもなぁ?」

菩薩、「…お前も…あの金蝉達も…」



金蝉、「なんだよ」

金蝉、「太陽?」

菩薩、「ぷっ、ぷふふふふふふ」

金蝉、「何しやがるこの猿!!」

金蝉、「ふざけんなぁ!!」

菩薩、「おいエガン!」

菩薩、「そのガキ、ここで保護しときゃ良いんだろ?預かってやるよ。ここでなぁ」

二郎神、「何を仰るんです観世音菩薩!花だってお育てになった事無いじゃないですか!」

菩薩、「失礼だなぁお前も、誰が俺が育てると言った」

二郎神、「…は?」

菩薩、「全ては我が甥、金蝉に一任する」

金蝉、「な…何ぬかしてんだこのババァ!!」

菩薩、「菩薩の命だ、ありがたく頂戴しな?」

金蝉、「ぐぬぬぬ…」

菩薩、「名前付けとけよ?お前が飼うんだから」

菩薩、「太陽みたいか…スゲェ口説き文句じゃねぇか、金蝉」



金蝉、「何が口説き文句だ!面倒を全部おしつけやがって!何処に行きやがったあのチビ猿!」

金蝉、「重要書類を折り紙にしやがったんだよ!お前らも探せ!!」

金蝉、「今日こそはタダじゃおかねェ…ぶっ殺す!!」



金蝉、「友達が出来た?」

金蝉、「よかったじゃねェか」

金蝉、「しかし、この城内でコイツと同じ年頃と言ったら…まさかな」

金蝉、「…なんだよ」

金蝉、「ん?何を突然」

金蝉、「その内な」

金蝉、「じゃあ猿な、猿で決定」

金蝉、「テメェ、調子に乗ってんじゃ―――」

金蝉、「悟空…」

金蝉、「悟空だ…短くて簡単だから、猿の頭でも覚えられるだろ」

金蝉、「ぁぁうるさい!」



金蝉、「まぁな」

金蝉、「テンポウ…何がテンちゃんだ、お前が子供好きだったとは知らなかったな…天界西方軍元帥の軍事オタクが」

金蝉、「はぁ?」

金蝉、「ふん、うるせぇよ、お前のとこにも一人いるんだろ?手のかかるのが」

金蝉、「ケンレンとか言ったな、その辺の闘神なんかより余程腕が立つと聞くが?」

金蝉、「軍の上層部にも煙たがられてるらしいな」

金蝉、「気付いていたのか」



金蝉、「テンポウ」

金蝉、「元帥は大将より階級が上の筈だ、なぜ今あえて副官に甘んじている」

金蝉、「確かに俺の目に届かぬ所で、妙な動きが出てきている…まさかあいつ、わざと大将を泳がせて、上層部を煽ってやがるのか…だとしたらとんだ策士もいたモンだぜ」



金蝉、「ほらよ」

菩薩、「何だこれは」

金蝉、「遅れてた書類だ、こっちはあの猿が来て以来休む暇もねェ!こんな仕事他の奴に回せってんだ」

菩薩、「…楽しそうじゃねぇか」

金蝉、「ざけんな!人に面倒なモン押しつけやがって!」

菩薩、「の割には、良いお父さんしてんじゃーん?」

金蝉、「そんな事より、西方軍元帥の天蓬という男を知ってるか?」

菩薩、「あぁ、あの変わり者と名高い綺麗な顔の兄ちゃんな。奴がどうした」

金蝉、「天界上層部の動きに、不審を抱いてる、頭の切れる男だ、後々上層部にとって危険な存在かもしれん」

菩薩、「お前さんの友人なんだろ?んな事俺にチクッて良い訳?」

金蝉、「アンタだから言うんだ、上が何を考えてるかは、軍と関係ない俺の耳には入って来ない。だがココ最近の不穏な動きは、火を見るより明らかだ」

菩薩、「残念だが、俺にも知らないことがあるんでね?…ただ」

金蝉、「ただ?」

菩薩、「どうせロクな事じゃねぇだろうさ。ま、俺もココでは一責任者だ、飼い犬の躾には気をつけるよ」

金蝉、「あぁ」

菩薩、「これは?」

金蝉、「あの猿が勝手に飾ったんだよ。その辺で積んで来たんだろ」

菩薩、「ふーん、綺麗じゃねぇか」

金蝉、「…そうだな」

菩薩、「…ふっ、変わったな。金蝉」

金蝉、「何がだよ!さっさと帰れ!」

菩薩、「良いんじゃねぇの?不変なモノなんざ、つまらないだろう?退屈なだけさ」

金蝉、「…まぁな」



菩薩、「そして、時は静かに流れ…運命の歯車がゆっくりと回り始める」




戻る