幻想魔伝最遊記7話


トップ  プロフィール  台本一覧



観世音菩薩と玉面公主の台詞のみです





菩薩、「そのまま抑えておけ」

菩薩、「…たく、だらしないねぇ」

菩薩、「よっ!」

菩薩、「ニィ♪」

菩薩、「ふん、こんな所で足止め食らってるようじゃ、大した事ないなぁお前らも」

菩薩、「ふふっ」

菩薩、「そう、そのチビの金鈷は、一般化されてる制御装置とは、訳が違う。通常の物質でなく、強大な神通力を固形化した、神のみが施すことの出来る、特殊な金鈷だ。つまり、孫悟空の力は、それだけ桁外れだってことさ。」

菩薩、「さてと、問題はコイツかぁ!かなりこっ酷くやられたなぁ!?」

菩薩、「任せろ。この俺に不可能はない!なんたって観世音菩薩だぁ!アハハハハハハ!!」

菩薩、「よぉし!そこのロン毛で血の気の多そうなお前!ちょい顔貸せ」

菩薩、「(ぺロリ)ま、こんなとこか。しかし慣れてるなぁお前」

菩薩、「あんまり動くと貧血起こすぞ?今お前の体から、大量の血を吸い取ったからな」

菩薩、「こういう事されて悔しいだろう?金蝉童子。いや、今は玄奘三蔵だったな?悔しかったら、生き延びてみな?自分自身の力で」

菩薩、「!?」

菩薩、「いや、今のは無意識の内に払ったんだろう、ホント、可愛いやつだよお前は。とにかく、これで輸血の必要は無くなった」

菩薩、「礼なら体で払ってくれ、俺は善意や道徳心で手を貸したんじゃあないぜ?この旅の真の目的。牛魔王の蘇生実験を阻止するためだ。まぁ実際、こんな所で死なれちゃあ、面白く無いんだけどな?」

菩薩、「じゃ、またな」

菩薩、「見せてもらおう。寄せ集めのパーツで組み立てたポンコツが…どこまで走って行けるのか」



菩薩、「ふふふ…あぁやって、何度でも走り出すんだなぁ、あのポンコツは…誰かの手の上で踊らされる位なら、舌噛んで死ぬような連中さ」

菩薩、「500年前からちっとも変わっちゃいないよ。何度死のうが、何度生まれ変わろうが」




戻る