目覚めよヴンダー


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★@や*といった番号はセリフを合わせるためのタイミングポイント、▼内の番号は必要ないなら省いてもいい



北上、「来ました!目標の光の柱を確認!えっと…数が何度か増えてます!」

青葉、「目標コアブロックは、捕捉不能、おそらく、擬装コクーン内に潜伏中と思われます!」

リツコ、「まずいわね、このままだと、飽和攻撃を浴びるわ@」

北上、「@接触まで、あと600秒」

リツコ、「葛城艦長、艦隊の、即時散開を提案します、乗員の定数及び練度不足、おまけに本艦は、艤装途中の未完成、とどめに、攻撃目標たるコアブロックも捕捉できない、つまり、現状での勝算は0です、ここはいつも通り撤退を、成す術が無いのよ、葛城艦長!」

ミサト、「だからこそ、現状を変えて後顧の憂いを断つ、副長、飛ぶわよ」

リツコ、「飛ぶ…?まさか、主機を使う気!?」

ミサト、「全艦、発進準備!主機、点火準備!」

みんな、「えぇー!!?」

リツ、「いきなり本艦での実戦は無茶よ、葛城艦長」

ヒデキ、「同意します!試運転もなしに、危険すぎます!」

スミレ、「重力制御、未経験です、自信ありません」

北上、「勝てない戦はなしがいいな、私まだ死にたくないです」

コウジ、「死ぬときゃ死ぬ、そんだけだ、若いもんが細かくいうな」

北上、「ええー!年寄りなら慎重に行くもんでしょ!?」

コウジ、「けっ」

ミサト、「無茶は承知、本艦を囮に目標を引きずり出します、神殺しの力、見極めるだけよ」

リツコ、「しかし、肝心の点火システムは未設置なのよ、まさか、エヴァを使う気?」

ミサト、「マリ!」

マリ、『8号機、まだ無理!』

ミサト、「アスカ!」

シンジ、「…アスカ?」

アスカ、「もうやってる、要は点火器をぶち込めゃいいんでしょ?」

ミサト、「頼むわ」

リツコ、「しかし、主機周辺は結界密度の問題で…それに、換装作業中でしょ?」

アスカ、「ま、目的優先、人命厳守は大佐のモットーだしね、気にせず出るわよ!エヴァ改弐号機、起動!」

女、「改弐号機、発進」

女、「了解、エヴァ改弐号機、発進準備、続いて水中モーター及び、レフトコンテナ1番を投下」

アスカ、「ったく、せっかくのニュースタイルだっちゅうのになんとも地味な出陣ね」

シンジ、「はっ!…やっぱりエヴァ2号機!よかった…無事だったんだアスカ…ミサトさん、僕は!?」

ミサト、「全艦、第一種戦闘配置!」

男、「全艦、第一種戦闘配置、繰り返す、全艦、第一種戦闘配置」

リツコ、「戦闘指揮系統を移行、主要員は戦闘艦橋へ」

ミサト、「重力バラスト、準備」

スミレ、「了解、全ベントをチェック」

ミサト、「艦の主制御をアンカリングプラグへ集中」

コウジ、「了解、ディセンド準備、インジェクター確認、カウント入ります」

女、「ヒルムシュタムタワー、移動準備」

シンジ、「ミサトさん!初号機、ここにあるんでしょ!?僕も乗ります、アスカを手伝います!」

北上、「チッ」

さくら、「(耐えるような息)」

シンジ、「僕は乗らなくていいんですか!?ミサトさん!!」

女、「プラグ内、点火用意、エントリーを@準備」

リツコ、「@そうよ、あなたがエヴァに乗る必要はありません」

女、「ヒルムシュタムタワー分離、移動開始」

女、「現在、指揮系統を戦闘艦橋へ移行中、@繰り返す、現在、指揮系統を戦闘艦橋へ移行中、ヒルムシュタムタワー戦闘艦橋へ移動中、繰り返す、ヒルムシュタムタワー戦闘艦橋へ移動中」

シンジ、「@…必要ないって…あの、じゃあ僕は何をすればいいんですか…ミサトさん」

ミサト、「碇シンジ君、…あなたはもう、何もしないで」

シンジ、「(ため息)」

男、「LCLガス充満、電荷密度クリア」

リツコ、「エントリースタート」

女、「LCL、電荷状態は正常、各演算総合システムをスタート」

ミサト、「状況は?」

北上、「総員、点呼完了、移乗@を確認」

女、「主機コンタクトに問題なし、第一次リストをクリア」

ヒデキ、「全隔壁の封鎖を確認、耐圧チェックを終了」

女、「補機、出力上昇中」

コウジ、「主機システム点火用動力を注入中、臨界まであと5%」

スミレ、「ジャイロコンパス始動、スタビライザー問題なし」

女、「視覚化情報処理を開始、主モニター、点灯します」

日向、「目標、依然として接近中、包囲陣形を取りつつあり」

青葉、「改弐号機、推進機を廃棄、左腕を換装中」

アスカ、「あーらよっと…よっ、ほっ…さてと、やるか!……ATフィールド、展開」

青葉、「光の柱に変化!」

北上、「みるみるエネルギーが増大してます!」

日向、「全体が移動を開始」

青葉、「味方巡洋艦、蒸発!」

リツコ、「飽和攻撃よ!本艦に取り付かれたら、万事休すね!」

北上、「接触まで、あと360秒」

アスカ、「せーのっ!!」

青葉、「改弐号機、作業を開始」

男、「注入圧力、300%」

コウジ、「構わん!フライホイールへ全てのエネルギーを回せ!最優先だ!!」

ヒデキ、「第七コンバータ群、爆発!」

コウジ、「ダウンしたラインに構うな!強制注入を続けろ!圧力計はすべて無視だ!!」

ヒデキ、「フライホイール圧着板、ロック解除、回転開始!」

男、「主機、エネルギーポンプ、運転開始」

ヒデキ、「補機回転、出力80%へ!」

コウジ、「触媒を強制投入!」

アスカ、「うっ…!!……後はっ」

北上、「あと、35秒!!」

女、「回転数上昇中!@10000…12000A」

青葉、「@改弐号機、点火位置」

ヒデキ、「A来ました!フライホイール充填102%!!臨界突破!!」

コウジ、「始動、最終段階です!!」

ミサト、「了解、操艦系を切り替え」

スミレ、「了解、時空間制御を開始、立体式操舵に移行します」

ミサト、「点火と同時に、ATフィールドを展開」

ヒデキ、「回転数36000、オールグリーン」

コウジ、「コンタクト!いけます!!」

ミサト、「カウント省略!メイン接続!」

コウジ、「接続ぅ!!」

ミサト、「点火!!@」

アスカ、「@でぇぇぇぇぇい!!!」

北上、「障害物、クリア!」

リツコ、「@各部確認、僚艦は全て退避」

スミレ、「@重力場、指定位置」

ミサト、「いくわよ、ヴンダー、発進!!」


みんな、「うわぁぁぁぁ!!」

ヒデキ、「主翼を貫通、損害不明!!」

ミサト、「構うな!殲滅戦用意!艦を倒立、ゴースターン!」

スミレ、「ゴースターン、ヨーソロー!!」

ミサト、「このままコアブロックを、擬装コクーンから引きずり出す!」

ヒデキ、「主翼ビームに亀裂発生!」

ミサト、「舵そのまま、主機、全力運転!」

コウジ、「両舷いっぱい!!」

スミレ、「最大戦速!!」


北上、「出た!コアブロックです!」

ミサト、「今だ!!取り舵いっぱい!振り回せ!!」

スミレ、「了解!」

ミサト、「スラスター全開!!急静動!!」

青葉、「目標、沈黙!」

ミサト、「主砲、発射準備、エネルギー貫通弾を装填、全砲塔に指揮を直結、給弾用回路開け」

コウジ、「了解!回路開きます」

北上、「促敵誤差、ギリギリまで修正中!」

女、「射撃板、連動@します」

日向、「@各砲、直接照準及び、手動追尾はいけます!」

ミサト、「ならば結構、撃てぇぇい!!」


青葉、「目標殲滅!」

ミサト、「全艦、第二種警戒態勢、改弐号機の回収用意、主翼の応急処置を急いで」

ヒデキ、「すっごい…」

北上、「ほんとに勝っちゃった…」

コウジ、「まったく無茶をする…ふっ、加持の話より、面白い艦長だ」

リツコ、「これが神殺しの力、ヴンダー…まさに希望の船ね」






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