検証・フェイの似顔絵


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★@や*といった番号はセリフを合わせるためのタイミングポイント、▼内の番号は必要ないなら省いてもいい



解析班A、「どういう事だ?」

解析班B、「そっちもか」

解析班A、「あぁ」

ホフマン、「どうだ」

解析班A、「どうもこうも、あんな症状は見た事も無いよ、ほとんどの患者に、脳圧亢進症状が見られるが、原因となる外傷は無し。全く原因が分からん」

ホフマン、「俺にはもっと分からんぞ」

解析班A、「運び込まれた時点ではどの患者もリンパ球の値に上昇がみられたんだが…今は皆、正常値に戻ってる。症状は悪化する一方なのに」

ホフマン、「天然痘やエボラとは違うのか」

解析班A、「神経ガスや既存のウイルスでもない。そもそも判断できないんでね」

ホフマン、「どういうことだ?」

解析班A、「痕跡が何も見つからない。遺体からすら、何も出て来ない…考えられるのは…新種のウイルスか、未知の生物兵器。あるいは…何かとんでもない力が…」

シャドキンズ、「ひっ!ひ…ひひっ!ヒックシュん!!あぁ…ん?あ、すみません、花粉症なもんで」

解析班A、「うーん…」

シャドキンズ、「花粉症なんてとっくに絶滅した病気だと思ってたんですけどね…きっとこれも、ウイルスか何かの一種で、誰か、バラ撒いたりしてんのかも、知れないっすよねぇ…あ、ココ、禁煙ですよ」

ホフマン、「舐めたマネしてくれるぜ」



スパイク、「ホントに大丈夫なんだな?」

フェイ、「大丈夫じゃなかったら、どの道道連れよ」

エド、「出たよー」

ジェット、「バイオテロか…スパイク、お前も見ろよ」

スパイク、「乗らねェなぁ…」

フェイ、「言っとくけど、情報量は安か無いわよ?」

ジェット、「分かったよ、早く見せろ」

フェイ、「貴重な情報なんだから」

ジェット、「エド、やってくれ」

エド、「あいー」

フェイ、「コイツがハッカーのリー・サムソン、500万の賞金が懸ってんの。で、コイツが使ってた架空名義のカードを突き止めたんだけど」

ジェット、「どうやって?」

エド、「カード会社にハッキングしたのー」

フェイ、「それで、この車がカードを使ったんだけどイキナリ爆発しちゃって…おまけに、乗ってったのはリーじゃ無かったわ、仲間かもね…あ、コイツ、この男」

ジェット、「んー?よく分からんなぁ…」

スパイク、「大した情報だぜ、こんなボケた絵一つで捕まえられるって言うのか?」

フェイ、「何よ、アタシの頭ん中ではハッキリ覚えてんだから!」

エド、「はい、これー」

フェイ、「ん?」

エド、「このペンでね、モニターに書き書き出来るよー」

ジェット、「大体こいつが犯人かどうか分からんじゃないか、それに、マスクもせずにそこに居たんなら、真っ先にやられてんだろ」

フェイ、「あの男は死んでないわよ」

ジェット、「何でわかる?」

フェイ、「私の…勘よ」

ジェット、「勘ねェ…」

フェイ、「ん、出来た」

ジェット、「な…」

エド、「にゃ?」

ジェット、「なんだこりゃ!?アバンギャルドな顔っつうか…」

エド、「はにゃー」

スパイク、「ははっ、コイツぁいい。この絵で捕まえられたら、俺が賞金払ってやるよ」

フェイ、「あぁそ!もういいわよ、結構です。一人で捕まえてやるわ」

ジェット、「やれやれ時間の無駄だったな」

スパイク、「…ウイルス辺りから探ってみるか」

ジェット、「なんだ、やる気になったのか?」

スパイク、「女の勘って奴は、意外とバカに出来ねェぜ?」

ジェット、「しかし…」

スパイク、「たまには、カップに入って無いモン食いたいしな」

ジェット、「ん…」




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